こんにちは。
カードリストも全て公開され、いよいよ発売を待つだけになった『エルドレインの王権』。
シングルカードの予約も開始され、みなさん気になるカードを確保しはじめているかと思います。
今回は個人的に現在の予約価格を参考に、過小・過大に評価れているカードを神話各5枚、レア各5枚の紹介をしていきます。
こういうのは当たらないのが常ですが、楽しいので今回も書いていきます。
価格はシングルスターさんのものを参考に致しました。

『エルドレインの王権』過大評価されているカード 神話レア
探索する獣/Questing Beast ¥3,380
能力は色々ついていますし、弱くはないのですが、強くもないという印象。
能力の評価をすると、一番上のパワー2以下にブロックされないのは嬉しい能力。
しかし、下の二つがあってもなくてもいい能力。
軽減されないはいつ使うのかあんまりわからないですし、プレインズウォーカーにダメージを与える能力も、ダメージが通るならダメージ効率がよくなるだけ。
接死も4/4についていて嬉しい能力じゃないです。
と考えた時に4マナ速攻警戒4/4は現在のマジックのクリーチャー基準としてはそこまで強いとは考えておりません。
除去への耐性も全くないので、能力のバーゲンセールとしては中身のないクリーチャーかなと思っております。
使われることもあるかと思いますが、環境を支配することはないので1,500円くらいが妥当かと思います。
厚かましい借り手/Brazen Borrower ¥3,180
そもそも出来事という能力をあまり評価しておりません。
カード2枚分にはなりますが、どちらのカードもわざわざデッキに入れてまで強いカードではないからです。
このカードを見てみると、2マナのバウンス、3マナ瞬速の飛行クリーチャー。
どちらも複数枚デッキに入れたいカードではなく、積極的に使いたいスペックではありません。
またどちらの能力もそこまで噛み合っているわけではありません。
特に青はリソースが減りづらいので、出来事でアドを稼ぐ必要性も薄いです。
強く使えるデッキが限られるので、今の価格は維持しないでしょう。
王家の跡継ぎ/The Royal Scions ¥2,180
初動の価格としては妥当なところですが、4枚積むようなカードではないのでじわじわと値段は下がって行くでしょう。
また、既存のジェスカイプレインズウォーカーには入らないので、使うデッキも少ないかと思います。
使えるのは2枚目のドローで誘発する能力を持つクリーチャーとの組み合わせくらいだとは思います。クリーチャーがいないと他のプレインズウォーカーに見劣りします。
もしかしたら2枚目のドローのクリーチャーデッキでめちゃくちゃ活躍して存在感を出す可能性はありますが、今以上に高くなることはありません。
義賊/Robber of the Rich ¥1,480
器用貧乏感が強い。
到達はまあおまけとして、2マナ2/2速攻。
序盤はアタックが通ったとしても、めくったカードをキャストするマナがなく、後半は基本的にブロックされてカード的に得しない。
また能力も安定せず、土地や重たいカードがめくれたらほぼアウト。
デッキとしては赤でなければもう少し使い道があったかもしれないが、他のカラーと組み合わせて使うことができるかどうかは未知数。
じわじわと値下がっていくでしょう。
グレートヘンジ/The Great Henge ¥1,080
伝説のアーティファクトで複数枚並べられないので今の値段は高い。
出しても劇的な効果はなく、すでに大きなクリーチャーがいるということは有利な盤面なので能力も活かしづらい。
使っても2枚まで、かつ使うデッキも少ないので今の値段は高すぎます。
EDHではいいカードですけどね。
『エルドレインの王権』過小評価されているカード 神話レア
王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns ¥2,780
今よりも高くなることはなさそうですが、一定の価格を維持すると思います。
テフェリーと同じく4枚使うプレインズウォーカーですし、様々なデッキの中心となるでしょう。
食物トークンを出してライフを安全圏内に、3/3というバカにはできないサイズのクリーチャーを生成、厄介なクリーチャーを3/3にして無効化、
上記の能力がプラスの能力なのも見逃せません。
マイナス能力はほとんど使うことないと思いますが、十分に3マナとして力を秘めたカードだと思います。
呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsman ¥1,380
初動としてはおとなしい価格。これも大きく値段が下がって行くことはないと思います。
トークンが2体出る能力はフィニッシャーとしての能力が高く、除去として使えるのも対応力が高いです。
問題はこのカラーのデッキがどこまで活躍できるかですが、今後一定の存在感を示して行くでしょう。
悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks ¥880
能力がウザったいフェアリー。除去耐性こそないが、一度回り始めると非常に強いロック能力を持つカード。
ハンデスと共に使ってお膳立ては必要だが、十分なスペックは持っている。
特にクリーチャーを対処できる点がよく、相性のいいカードを見つけておきたい。生贄シナジーに組み込んでもいい。
伝説なのでデッキに入れても3枚までだが、今の価格は少し安いと思う。
荒くれたちの笑い声/Outlaws’ Merriment ¥380
地味なカードで、よく分からないので値段がついていないがそこそこスペックが高いカード。
4マナで強いトークンを出せて、エンチャントなのでプレインズウォーカー対策にかからない。
複数枚を設置できるのもポイント。
ジェスカイコントロールのようなデッキやトークンデッキ等で活躍できますし、このカードを軸にしたエンチャントコントロールののようなデッキも組めるかもしれません。
テーロスブロックの登場で大活躍する可能性も秘めており、見逃せない1枚。
将来的には1,000円近くなると思う。
魔法の鏡/The Magic Mirror ¥380
今回一番の出世枠。伝説なので入れても2枚ほどだが、あまりにも強いので少しづつ値上がりします。もしかしたら強すぎるので3枚くらいは入れられるかも。
プテラマンダーやドレイクがいかに簡単に大きくなるかを思い出せばわかる通り、このカードも簡単に場に出せるようになっていきます。仮に5マナで設置できたとしても、マナコストとして安すぎる。
置いてしまえば使い切れないほどのアドバンテージをもたらす。
もう青はチマチマしたドローカードを入れる必要がないかもしれないです。使われて嫌なカードですし、使ったら勝つカード。
今のうちに買っておこう。今後の環境を定義するカードになります。
『エルドレインの王権』過大評価されているカード レア
魅力的な王子/Charming Prince ¥280
上二つの能力が非常に地味です。積極的に使いたいカードではないですね。
一番下の能力がいかに強く使えるかが課題。使うデッキが限られているのでレアとしては高い印象です。
願いのフェイ/Fae of Wishes ¥330
弱くはないが複数枚必要かと言われると微妙。入るデッキも少ない。じわじわ値下がると思います。
コントロールデッキで使いたいカードですけどね。
ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyle ¥280
非常に面白い能力だが、いろんなデッキに入るわけではないため今の価格は高いと思います。
金のガチョウ/Gilded Goose ¥880
緑を含む全てのデッキに入るカードではなく、食物トークンを継続して出せるデッキでのみ活躍することができるカードだと考えています。
使われるなら4枚ですが広く使われるわけではないので、今の価格は高いと思います。
将来的には200円くらいに落ち着くと思います。
石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent ¥780
露骨なハイドロイド牽制カード。弱くはないけど、使ってもサイドボードかな。
使うデッキが限られていてサイドボード要員にしてはめちゃくちゃ高い。これも200円くらいが妥当。
『エルドレインの王』過小評価されているカード レア
寓話の小道/Fabled Passage ¥980 売り切れ
すでに値段の付いているカードですが、もう少し値段は上がってくると思います。
3色デッキなら絶対に使う、2色でも友好色なら使うかも。墓地にカードが落ちる、シャッフルができるという面も本家フェッチと同じく評価されるデッキがあると思います。
使うデッキが広い、使うなら4枚となると需要は高いでしょう。
湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch ¥580
これもそれなりの値段がしていますが、もう少し上がってもいいでしょう。
ウルザソプターのようなモダンデッキでも使え、スタンダードでもこのカードを軸に先述の魔法の鏡と使うデッキが現れてくるでしょう。
様々なフォーマットで4枚使う、しかもめちゃくちゃ強いとなると一気にブレイク時がいつかくると思います。
願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman ¥280
不当に安すぎる1枚。スタンダードでも使えるかと思いますが、主戦場はレガシー、モダン、そしてカジュアルフォーマットの統率者でも使います。
近年チューター系の亜種がぶっ壊れないように作られていますが、これはぶっ壊れです。
任意のタイミングで3マナ、もしくはコンボ時に合わせるなら1マナで起動可能で、相手は自分のターンが来ないと使えない。ターンは返って来ないと思いますが。
こんなに強いチューター(しかもアーティファクトという悪用可能な種類)がなぜこんなに安いのかよくわかりません。
おそらく、こんなに強いチューターがここ10年くらい出てきたことがないので使用方法がうまく想定されていないのだと思います。
もしかしたらいろんなフォーマットで禁止されるかもしれません。スタンダードでもめちゃくちゃ活躍するかも。とりあえず買おう。
朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell ¥180 売り切れ
次世代の赤のエース。このカードは着地時に対処できないと一気にゲームオーバー。
このカードが場にいるだけで、赤い全てのカードがぶっ壊れに変わります。
今の赤いカードは細かく1点が飛ぶようなカードが多く、赤黒という色で考えればサクリファイスデッキでコンボを決めてもいいですね。
間違いなく今後様々なプレイヤーを絶望に落とすカードになるでしょう。
ロークスワイン城/Castle Locthwain ¥230
今回の城のサイクルはどれも癖が少なく、非常に強力なのですがその中でも強い1枚。
他のカラーはあくまで補助的なカードですが、このカードだけはデッキの戦略を支えるカードになりそうです。
このカードを3枚ほど積んで、リソースをどんどん交換していく黒いデッキを成立させることが出来ると考えております。
デッキの軸になり、黒いデッキだとほぼ必ず入るとなるともう少し価格が上がっていくでしょう。

コメント
王家の跡継ぎに関しては過大評価なくコメントも値段が妥当と書いてあるので過大評価に挙げなくていいのでは?
荒くれたちの笑い声みたいな出たときに誘発しないエンチャントは今の環境がテフェリーを基準に回ってるのでなかなかつらい部分があると思います。書いてあることはつよいのですが。
オーコガチョウは全環境制覇