こんにちは。
先日大きな発表があった通り、アリーナがマジックの今後のデジタルゲームの主戦場になることは間違いないです。
従来MO(マジックオンライン)がその役割を担ってましたが、アリーナが代わりになるとどのような変化があるのか少し考えてみたいと思います。
MOというグラインダーの巣窟
MOはリーグを常に運営し、プロも練習に使えるようなガチ度の高い場を提供してきました。
プロも練習に使ったり、メタゲームを進めたり競技性の高い(カジュアルではなく勝利を純粋に目指す)環境を成立させてきました。
まさにグラインダーの巣窟。では、なぜグラインダーはMOでプレイするのでしょうか。
グラインダーとは?という方は下記の晴れる屋さんの記事をご参考に。
MOは勝てば儲かる
MOのリーグは参加費を払って参加します。約1,200円ほどの参加費を払いますが、5戦のうち
3勝できれば参加費が返ってきて資産が微増、4勝できれば2,000円ほどプラス、5勝できれば4,000円近くほどプラスになります。
つまり、勝てば勝つほど資産が増えていきます。しかし負けるとどんどんマイナスになっていきます。
MOの資産は現金に換金することも可能で、勝てば勝つほど現金が増えていくゲームであると言えます。
アリーナはゲーム内通貨が増えるだけ
アリーナも同様に構築イベントで勝てば資産は増えていきます。しかしどれだけ資産が増えても、新たなカードを手に入れるためにしか使えません。
アリーナはトレードが出来ないので、どんどんと資産が貯まっていってもカードが集まってしまえば使い道がなくなるのです。
MOとは違い勝てばカードこそ手に入りますが、現金が手に入るわけではありません。
アリーナをグラインダーは遊ぶのか?
MOはグラインダーがプレイする動機が明白でした。勝てば儲かる。
しかし、アリーナはどれだけ勝利を重ねても儲かるわけではないのです。
アリーナにはグラインダーが熱中して勝利を目指すような動機が欠落しているのです。
グラインダーのいないアリーナはレベルが低くなる
おそらく現状のアリーナの経済システムでは、グラインダーはいなくなります。
MOの高い競技性はプライズを求めて動くグラインダーの存在があってこそです。
グラインダーがプレイする理由のない経済システムをとっている限り、
アリーナはプロが練習には使うには物足りず、メタゲームの洗練もずっと遅くなるでしょう。
メタが進みずらいというのは一見利点に思えますが、裏を返せばアリーナを熱中してプレイしている層がMOより少なくなったということを表しているだけです。
アリーナはトレード機能を実装すべき
カードの交換はできないにしても、ジェムやワイルドカードをリアルマネートレードに出せるような機能を付けるべきではないかと僕は考えております。
果たして今後実装されるのか?
実装されない限り、アリーナの競技性はMOより低くカジュアル寄りになります。
そしてカジュアルな場だけでなく、常に高い競技性のある場を常に提供できないアリーナは大きくMOより劣っていると言わざるを得ないでしょう。
コメント
リアルマネートレードを実装してしまうと、BOT業者が入り込んでウィザーズが儲からない、という現在のMOと同じ問題が発生してしまうので、実装されないと思います
ゲームとしてのガチ度を高めてしまうとそれこそ初心者の勝率が落ちてしまい新規ユーザーが離れてしまうのでWizardsはやらないんじゃないかと思います。
ガチのMO
新規ユーザー取り込みのMTGA
みたいに棲み分けを狙う意図もあるのでは