こんにちは。
最近、再録禁止カードの高騰がすごいですね。
再録禁止については下記の記事をご覧ください。
レガシーで使うデュアルランド等の再録禁止カードがどんどんと高騰しております。
ひと月買うのが遅れると1万円くらい値上がりがっていることも。
今回はカードの価格ってどうやって決まっているのか考えてみたいと思います。
価格は需要と供給で決まる
当たり前のことですが、トレーディングカードの価格は需要(ニーズ)と供給(流通量)で決まると言えます。
パックからたくさん出る(流通量が多い)コモンのカードでも、みんなが欲しがれば(ニーズが高い)価格は高くなります。
一般的なコモンだと10円くらいで普通は取引されますが、【秘密を掘り下げる者】のような色んなデッキに入る強いカードだと数百円で取り引きされます。
また、パックから剥かれる数が少ない神話レアでも構築で使えない弱いカードであれば10円で買えます。これはニーズがないからですね。
再録禁止カードが値上がるのはなぜ?
再録禁止カードは流通量が増えません。新しくパックから出ることがなく、今後新しいパックに収録されることもないからです。約20年前に印刷された量から増えることはありません。
それに対しニーズはどんどんと増えてきております。マジックの人気は順調に上がってきておりプレイヤーは増え続けています。
新規プレイヤーがレガシーやEDHを始めるだけでなく、既存のプレイヤーも新しく始めることで再録禁止カードに対するニーズは増していきます。
流通量が一定でニーズがどんどんと高まっているので再録禁止カードが値上がりするのは自然な流れです。
再録禁止カードの価格は下がらない
再録禁止カードのような市場に流通する絶対量が増えないカードは、長期的に見れば価格が下がることはないです。
短期的にデッキの流行や廃りで下がることはあるかもしれませんが、流通量が一定でニーズがプレイヤーの増加と共に上がっていくなら、それに合わせて価格は上がります。
供給量が増えないので価格は下がらない、これは動くことのない事実です。
ではなぜ再録禁止カードは高騰する?
上記の話だと価格は下がらず、値上がりし続けていくのがなぜか分かりますが、
カードの高騰(大幅で急な値上がり)はなぜ起こるのか説明できません。
なぜなら、プレイヤーの人口が急に増えることはないからです。実際にそのカードを使う人が急増することは考えにくく、実際のニーズに合わせて価格が上がるのであれば高騰することはありません。緩やかに価格が上がっていくだけです。
しかし、実際にはカードの価格は高騰しております。
実際にカードを使わない人が買う(転売、将来使うかも、投機目的)
なぜ高騰するかというと、実際にそのカードを使用する人が買うだけではないからです。
将来使うから安いうちに買おうという人や、転売目的、投機的目的という実際に今カードを使用することのない層がニーズを水増しし、実際のニーズ以上のニーズが発生することで高騰が起きます。
ただ、将来使うかも、転売目的や投機目的、いかなる理由であれどそのカードを今買うというのは、将来的にそのカードの価格が上がるであろうという予想があるからです。
今の実際のニーズではなく、将来増えていくだろうニーズを見越してカードを購入しています。
供給量が増えないという安心感
再録禁止カードは供給量が増えないので、ニーズのみに左右されて価格が決まります。
供給量が増えるという価格が下がる要因がなく、将来のニーズが増えることが予測できるなら安心して買うことができます。
これが高騰をもたらす一つの要因です。
逆にモダン等の高額カードは実際のニーズだけで価格が決まることが多いです。今は1万円だけれども、将来的に3万円になるから買おうという理由で高騰することがありません。
なぜなら、将来的にはほぼ必ず再録されるからです。なのでいずれ再録されるであろうというストッパーが掛かり大幅な高騰はあり得ません。
せいぜい短期なニーズの増加を予測して高騰するくらいです。
再録禁止カードは未来のニーズが価格を決めている
高騰したカード達は実際のニーズだけでなく、将来のニーズを考えると不当に安いため価格が上昇したと言えます。
一見すると今のニーズだけで判断すれば高すぎるカードも多いですが、将来のニーズを見越すと妥当な価格なものが多いです。
未来のニーズを考えるとまだまだ安いカードにお金が流れ込めば、そこからは素早く将来妥当な価格まで高騰していきます。
供給が増えないからこそ、未来のニーズが価格に大きな影響を及ぼしております。
もし、これは安いという再録禁止カードがあればすぐに買っておけば早めに買っておきましょう(もう手遅れかもしれませんが)
コメント